ネットワーク管理
NESICより以下の質問がありました。それぞれの回答を本ページにまとめる形で、ネットワーク管理の全体像を整理していきます。
■NW観点での確認事項 ・アドレスが必要な端末台数 ※DHCPはないのでアドレス固定になります。 ・通信要件:共通マネージャに接続する端末はどれで、 何のプロトコル(例:http(tcp80))で通信するのか(FWに設定するので)
目的
各ゾーンのネットワーク接続を整理し、ネットワーク基盤側(NESIC)・共有マネージャ側(NES)への依頼・FW 設定に必要な情報をまとめる。
本ページの目的は、各ゾーンについて次の 2 点に答えられる状態にしておくこと。
- アドレスが必要な端末台数
- 通信要件(FW 設定用)
1.アドレスが必要な端末台数
顔登録LAN 上で IP アドレス払い出しが必要な端末数(演出チームで接続する端末を対象に集計。)
| ゾーン | アドレス必要台数 | 内訳 |
|---|---|---|
| Z-1 レセプション顔登録 | 6 | タブレット ×3、演出用PC ×3 |
| Z-2 ホスピタリティ | 2 | ホスピタリティPC ×1、演出操作タブレット ×1 |
| Z-3 イマーシブ | 3 | イマーシブPC ×2、演出操作タブレット ×1 |
| Z-4 アクセラレーション | 2 | アクセラレーションPC ×1、演出操作タブレット ×1 |
| Z-5 クリエーション | 2 | クリエーションPC ×1、演出操作タブレット ×1 |
| Z-6 コリドー | 0 | 照明制御は DMX(IP 不要) |
| 合計 | 15 | — |
2. 共有マネージャ(ME-2)接続・FW 設定用
| # | 接続元(端末) | 接続先 / プロトコル / ポート | 用途 |
|---|---|---|---|
| 1 | 演出用PC MD-2(レセプション顔登録) | 共有マネージャ ME-2 HTTPS(REST)/ TCP/443 想定 | API-1/API-2(訪問グループ・訪問者取得)、API-3(顔画像取得) |
| 2 | 演出用PC MD-2(レセプション顔登録) | ゲートウェイ ME-1 ・ZeroMQ REQ/REP / TCP/5555 ・ZeroMQ PUB/SUB / TCP/5556 | 撮影開始・キャンセル・リトライ・削除要求(REQ/REP) 撮影進捗・登録イベント受信(PUB/SUB) |
ME-2/ME-1 へ接続するのは MD-2 のみ。他ゾーンの演出 PC・端末は ME-2 へ直接接続せず、演出用PC MD-2 経由でデータを取得する。
MD-3/MD-4 は ME-2 へ接続しない(2026-08-11 確定)。NES 側との通信は MD-2 に集約する。
3. 顔登録ステータスの共有
顔登録ステータス状況・顔情報を共有するための、演出用PC MD-2(データストア=MF-1、物理的に MD-2 に該当)と各端末のゾーン内通信。プロトコルは REST を主体に利用予定(リアルタイム連動が必要な箇所は他通信手段を検討)。
| 接続元(端末) | 接続先 / プロトコル / ポート | 用途 |
|---|---|---|
| タブレット MA-1〜MA-3(レセプション顔登録) | 演出用PC MD-2 の Web アプリ HTTP | 画面表示・会社選択・名前選択・同意。タブレットと PC はペアではなく、3 台とも MD-2 へアクセスする(2026-08-13 確定) |
| 演出用PC MD-3/MD-4(レセプション顔登録) | 演出用PC MD-2 の Web アプリ HTTP | 画面表示・状態取得。状態は MD-2 の Web アプリに集約されるため、重複選択の防止は同アプリ内で完結し、PC 間の同期経路は設けない(2026-08-13 確定) |
| ホスピタリティPC MD-5 | 演出用PC MD-2(データストア=MF-1) REST 主体(リアルタイム連動は別手段検討) | 顔登録ステータス・顔情報(顔パラメータ・名前・visitor_id 等)の取得。登録完了後に逐一アイデンティティを表示するため、リアルタイム通信(push)が必要と確定(2026-08-11)。プル型だけでは不足。プロトコルは 未定(MQTT WebSocket が候補) |
4. 時刻同期(NTP)
顔登録NW 内の機器の時刻同期方針(想定)。
- 共有マネージャ(ME-2)内に NTP サーバサービスを起動 し、顔登録NW 内の機器(NW 機器・AV 機器・タブレット等)がそこを参照する構成。
- 各端末の NTP サーバー設定には、共有サーバーにつながるファイヤーウォールの IP アドレスを指定する。
- ファイヤーウォール経由で共有マネージャ(ME-2)の NTP を参照できるようにする。
- ファイヤーウォールでは、各端末から共有マネージャ(ME-2)への NTP 通信(UDP/123)を許可する。
- ポーリング間隔は Windows デフォルトの 1 週間。
5. 認証方針 — 顔登録LAN 内は無認証
演出チームが構築する範囲は、顔登録LAN 内からのアクセスを信頼する前提で、アプリケーション層の認証を設けない(2026-08-12 確定)。
| 対象 | 認証 |
|---|---|
| データストア MF-1 の API(MD-2 上) | 無認証(MF-1 仕様) |
コンテンツ管理UI(MD-2 上、SF-*) | 無認証。同一 LAN 上の任意端末のブラウザから利用(コンテンツ管理) |
訪問者一覧の管理モード(タブレット SA-2) | 認証なし。画面上のボタンで切り替える(画面仕様) |
NESIC への申し送り: 上記のとおりアプリケーション層に認証がないため、顔登録LAN へ接続できる端末は、演出システムの管理機能に到達できる。実質的な防御線はネットワーク側のアクセス制御(接続可能な端末の制限)になる。
共有マネージャ(ME-2)/ゲートウェイ(ME-1)との通信は本方針の対象外(§2)。
6. ゾーン間の演出連携(利用プリセットの指定)
ホスピタリティ(Z-2)の演出操作タブレットで「次の案内エリア」を指定すると、その指定が案内先ゾーンの演出用PC へ送られ、アイデンティティ表示のトリガーになる(2026-08-12 確定)。イマーシブを選んだ場合は利用プリセットも併せて送る(2026-08-10 確定。group_id は 2026-08-21 に取りやめ)。ゾーンをまたいでタブレットが他ゾーンの演出用PC と直接通信する経路。
| 接続元(端末) | 接続先 / プロトコル / ポート | 用途 |
|---|---|---|
| 演出操作タブレット MB-3(ホスピタリティ) | 演出用PC MD-2(MF-1 同居) HTTP POST /api/immersive/session | 利用プリセットの指定 |
| 演出操作タブレット MB-4(アクセラレーション) | 演出用PC MD-2(MF-1 同居) HTTP POST /api/immersive/session | 利用プリセットの指定 |
| 演出操作タブレット MB-5(クリエーション) | 演出用PC MD-2(MF-1 同居) HTTP POST /api/immersive/session | 利用プリセットの指定 |
| (配信)演出用PC MD-2 | イマーシブPC MD-8 / 演出操作タブレット MB-2 MQTT over WebSocket(QoS 1・retained) | トピック immersive/session で選択中のプリセットと進行状態を配信 |
| (配信)演出用PC MD-2 | イマーシブPC MD-8(TouchDesigner クライアント) OSC 1.0 / UDP(既定 9000) | プリロード指示 /immersive/session/ready(2026-08-21 確定)。スタート以降の進行は MB-2 → MD-8 のローカル直結で扱う(配信 API) |
| イマーシブPC MD-8(マスター) | イマーシブPC MD-9 プロトコル 未定 | 受け取った利用プリセットの伝達 |
| 演出操作タブレット MB-3(ホスピタリティ) | アクセラレーションPC MD-6 / クリエーションPC MD-7 プロトコル 未定 | 部屋指定(アイデンティティ表示のトリガー / 2026-08-12 確定) |
| アクセラレーションPC MD-6 / クリエーションPC MD-7 | ホスピタリティPC MD-5 プロトコル 未定 | 部屋指定を受けて 統合 VI のパラメータを取得(2026-08-19 確定) |
- 各タブレットの イマーシブへ案内するボタン とあわせて、利用プリセットを設定する UI を配置する。
- 送信先は 演出用PC MD-2(MF-1 同居)のサーバ(2026-08-21 確定。2026-08-10 の「MD-8 へ直接」を取り消す)。サーバが MQTT retained で配信し、イマーシブPC も 操作タブレット MB-2 も購読側になる。MD-9 への伝達は引き続き MD-8 が行う。
- タブレットからの送信内容は 利用プリセットのみ(2026-08-21 確定)。コリドー照明が寒色固定になり
group_idの用途がなくなったため、group_idは送らない。色そのものも送らない。 - イマーシブで演出が実行中のあいだに届いた指定は無視される(2026-08-12 確定)。演出終了後に改めて指定し直す運用。
- プロトコルは実装サンプルに準じる(HTTP POST → MQTT retained → OSC。配信 API)。ポートと、当日の操作キーも同じ経路にするかは
要確認(利用プリセットの指定元)。 - 他ゾーンの演出操作タブレットは、この経路以外では自ゾーンの演出用PC としか通信しない。
コンテンツ管理UI からの書き込み(当日運用外)
イマーシブの演出コンテンツ(プリセット定義・AI アナウンス音声・キーワード)は、MD-2 上で動作する管理UI から編集し、同じ MD-2 内蔵の データストア(MF-1)へ保存する(2026-08-13 確定。従来の「イマーシブ側へ書き込む」から変更)。書き込みは事前の準備作業だが、取得は当日の演出時に発生する。
| 接続元(端末) | 接続先 / プロトコル / ポート | 用途 |
|---|---|---|
| 演出用PC MD-2(コンテンツ管理UI) | 同一 PC 内の MF-1 プロトコル 未定 | プリセット定義・AI アナウンス音声・キーワードの保存(事前) |
| イマーシブPC MD-8 | 演出用PC MD-2(MF-1) プロトコル 未定 | 演出コンテンツの取得(当日・演出時) |
- コンテンツのマスターは MF-1(コンテンツ管理 — データの所在)。POV 映像ファイルの実体のみ MD-9 に置く。
- 管理UI 自体には 同一 LAN 上の任意の端末のブラウザから、認証なしでアクセスする(2026-08-12 確定)。MD-2 は
172.16.3.10。 - プロトコル・ポートは
要確認。 - MD-2 またはネットワークの障害時にイマーシブ演出が始められなくなる。 事前キャッシュなどの退避策の要否は
要確認。
Z-1 レセプション顔登録
参照: レセプション顔登録全体仕様(システム構成図・通信プロトコル一覧)/API 仕様/機材管理
アドレスが必要な端末
| 機材ID | 名称 | 台数 |
|---|---|---|
| MA-1〜MA-3 | 署名用タブレット | 3 |
| MD-2〜MD-4 | 演出用PC | 3 |
共有マネージャ(ME-2)との通信
| 接続元(端末) | 接続先 / プロトコル / ポート | 用途 |
|---|---|---|
| 演出用PC MD-2 | 共有マネージャ ME-2 HTTPS(REST)/ TCP/443 想定 | API-1/API-2(訪問グループ・訪問者取得)、API-3(顔画像取得) |
| 演出用PC MD-2 | ゲートウェイ ME-1 ・ZeroMQ REQ/REP / TCP/5555 ・ZeroMQ PUB/SUB / TCP/5556 | 撮影開始・キャンセル・リトライ・削除要求(REQ/REP) 撮影進捗・登録イベント受信(PUB/SUB) |
顔登録ステータスの共有
顔登録ステータス状況を共有するための、レセプション顔登録ゾーン内(MD-2 と各端末)の通信。
| 接続元(端末) | 接続先 / プロトコル / ポート | 用途 |
|---|---|---|
| 演出用PC MD-3 | 演出用PC MD-2 プロトコル 未定 | タブレットごとの状況共有(重複選択の防止)。必要と確定、プロトコルは 未定 |
| 演出用PC MD-4 | 演出用PC MD-2 プロトコル 未定 | タブレットごとの状況共有(重複選択の防止)。必要と確定、プロトコルは 未定 |
| タブレット MA-1 | 演出用PC MD-2 REST 主体(リアルタイム連動は別手段検討) | 顔登録ステータス状況の共有 |
| タブレット MA-2 | 演出用PC MD-3 REST 主体(リアルタイム連動は別手段検討) | 顔登録ステータス状況の共有 |
| タブレット MA-3 | 演出用PC MD-4 REST 主体(リアルタイム連動は別手段検討) | 顔登録ステータス状況の共有 |
Z-2 ホスピタリティ
参照: ホスピタリティ全体仕様/機材管理/顔情報のやり取り
アドレスが必要な端末
| 機材ID | 名称 | 台数 |
|---|---|---|
| MD-5 | ホスピタリティPC | 1 |
| MB-3 | 演出操作タブレット | 1 |
共有マネージャ(ME-2)との通信
- 通信なし。
顔登録ステータスの共有
| 接続元(端末) | 接続先 / プロトコル / ポート | 用途 |
|---|---|---|
| ホスピタリティPC MD-5 | 演出用PC MD-2(データストア=MF-1) REST 主体(リアルタイム連動は別手段検討) | 顔登録ステータス・顔情報(顔パラメータ・名前・visitor_id 等)の取得。登録完了後に逐一アイデンティティを表示するため、リアルタイム通信(push)が必要と確定(2026-08-11)。プル型だけでは不足。プロトコルは 未定(MQTT WebSocket が候補) |
- 演出操作タブレットは ME-2 へ直接接続しない。
ゾーン間の演出連携
| 接続元(端末) | 接続先 / プロトコル / ポート | 用途 |
|---|---|---|
| 演出操作タブレット MB-3 | 演出用PC MD-2(MF-1 同居) HTTP POST /api/immersive/session | イマーシブへ案内する際の利用プリセットの指定(§6) |
Z-3 イマーシブ
参照: イマーシブ全体仕様(入場情報取得の方法について)/機材管理/顔情報のやり取り
アドレスが必要な端末
| 機材ID | 名称 | 台数 |
|---|---|---|
| MD-8・MD-9 | イマーシブPC | 2 |
| MB-2 | 演出操作タブレット | 1 |
共有マネージャ(ME-2)との通信
- 通信なし。
顔登録ステータスの共有
- 顔登録ステータスの共有としては通信なし(2026-08-10 確定)。イマーシブは個人・グループの特定を行わず、表示内容は指定されたプリセットのみで決まるため、顔情報についてデータストア(MF-1)を参照しない(イマーシブ全体仕様 プロセス A)。
- ただし演出コンテンツの取得のために MD-8 → MF-1 の通信は発生する(2026-08-13 確定。コンテンツ管理UI からの書き込み)。
ゾーン間の演出連携
| 接続元(端末) | 接続先 / プロトコル / ポート | 用途 |
|---|---|---|
| (受信)演出用PC MD-2(MF-1 同居) | イマーシブPC MD-8 MQTT over WebSocket(QoS 1・retained) | トピック immersive/session を購読し、選択中のプリセットと進行状態を受け取る(§6) |
| (受信)演出用PC MD-2 | イマーシブPC MD-8(TouchDesigner クライアント) OSC 1.0 / UDP(既定 9000) | プリロード指示を受ける(配信 API) |
| (受信)演出用PC MD-2(MF-1 同居) | 演出操作タブレット MB-2 MQTT over WebSocket(QoS 1・retained) | 同上。SB-4 の表示切り替えに使う |
| イマーシブPC MD-8(マスター) | イマーシブPC MD-9 プロトコル 未定 | 受け取った利用プリセットの伝達 |
- 演出操作タブレット(MB-2)は ME-2 へ直接接続しない。
Z-4 アクセラレーション
参照: アクセラレーション全体仕様/機材管理/顔情報のやり取り
アドレスが必要な端末
| 機材ID | 名称 | 台数 |
|---|---|---|
| MD-6 | アクセラレーションPC | 1 |
| MB-4 | 演出操作タブレット | 1 |
共有マネージャ(ME-2)との通信
- 通信なし。
顔登録ステータスの共有
通信なし(2026-08-12 確定)。表示するのは団体名と統合 VI であり、個々の来訪者の顔情報を扱わないため、データストア(MF-1)を参照しない(アクセラレーション全体仕様)。
演出操作タブレットは ME-2 へ直接接続しない。
ゾーン間の演出連携
| 接続元(端末) | 接続先 / プロトコル / ポート | 用途 |
|---|---|---|
| (受信)演出操作タブレット MB-3(ホスピタリティ) | アクセラレーションPC MD-6 プロトコル 未定 | 部屋指定。アイデンティティ表示のトリガー |
| アクセラレーションPC MD-6 | ホスピタリティPC MD-5 プロトコル 未定 | 統合 VI のパラメータを取得(2026-08-19 確定)。プロトコル・ポートと取得内容は 要確認 |
| 演出操作タブレット MB-4 | 演出用PC MD-2(MF-1 同居) HTTP POST /api/immersive/session | イマーシブへ案内する際の利用プリセットの指定(§6) |
Z-5 クリエーション
参照: クリエーション全体仕様/機材管理/顔情報のやり取り
アドレスが必要な端末
| 機材ID | 名称 | 台数 |
|---|---|---|
| MD-7 | クリエーションPC | 1 |
| MB-5 | 演出操作タブレット | 1 |
共有マネージャ(ME-2)との通信
- 通信なし。
顔登録ステータスの共有
通信なし(2026-08-12 確定)。表示するのは団体名と統合 VI であり、個々の来訪者の顔情報を扱わないため、データストア(MF-1)を参照しない(クリエーション全体仕様)。
演出操作タブレットは ME-2 へ直接接続しない。
ゾーン間の演出連携
| 接続元(端末) | 接続先 / プロトコル / ポート | 用途 |
|---|---|---|
| (受信)演出操作タブレット MB-3(ホスピタリティ) | クリエーションPC MD-7 プロトコル 未定 | 部屋指定。アイデンティティ表示のトリガー |
| クリエーションPC MD-7 | ホスピタリティPC MD-5 プロトコル 未定 | 統合 VI のパラメータを取得(2026-08-19 確定)。プロトコル・ポートと取得内容は 要確認 |
| 演出操作タブレット MB-5 | 演出用PC MD-2(MF-1 同居) HTTP POST /api/immersive/session | イマーシブへ案内する際の利用プリセットの指定(§6) |
Z-6 コリドー
アドレスが必要な端末
- アドレスが必要な端末なし。照明は MD-8・MD-9 から DMX 制御で IP 不要(PC⇔DMX 変換機も含め顔登録LAN 上のアドレスは不要)。
共有マネージャ(ME-2)との通信
- 通信なし。